自作キーボードのKeyball39を作りました

2023-01-15

はじめに

Keyball39を購入し、年末年始で組み立てたときの話です。

久しぶりの自作キーボード作成だったので、試行錯誤しつつなんとか完成しました。 今までは、7sPlusを使っていたのですが、キー数が少ないものを使ってみたいのと、どうせだったらトラックボール付きのをということでKeyball39を作ることにしました。

前に作った7sPlusの写真です。 7sPlusの写真

こっちが今回作成したKeyball39の写真です。 完成したKeyball39の写真

ビルドログ

一応、作っている途中で困った箇所なども書いておきます。大体は、ビルドガイドを見つつ、困ったらDiscussionsを見ると解決しました。

基盤を壊した

トラックボールあり基盤のOLEDのジャンパをするときにうまくいかず、何度もはんだを繰り返した結果、基盤を破壊してしまいました。そのため、ジャンパ線を買ってきて、トラックボールありの回路図を参考にジャンパしました。

他にも、Pro microの抜き差しをしたら、差し込んでいたピンソケットにピンヘッダが折れて取れなくなってしまいました。そのため基盤につけたピンソケットをコテで温めながらペンチを使い外しました。おそらく、この影響でPro microのMOSIと、トラックボールが通電しなくなり、こちらもジャンパ線でジャンパしました。

トラックボールあり基盤の裏側

さらにさらに、トラックボールがない方の基盤で、LEDの向きを間違ってはんだ付けしてしまい、取り外していたのですが、途中で基盤の銅箔が取れてしまいました。こちらは、トラックボールなしの回路図を参考にジャンパ線でジャンパしました。

トラックボールなし基盤の裏側

途中動かない箇所は、テスターを使って一箇所ずつ検証をしていたのですが、テスターがかなり便利でした。一家に一台はあるべきですね!

ジャンパ線でジャンパするときに回路図を見たのですが、自分の回路図の知識があまり足りず、パッと見では回路図が示している箇所が基板上でどこにあたるか分かりませんでした。これを調べるためにもテスターは役立ったので、初心者にこそテスターおすすめです。

キーの入力確認

片側ずつPCBソケットを付けた後に、Pro microにKeyball39_testを書き込み、キーの入力確認をしているときの話です。(ビルドガイドのここらへん

自分はメモ帳アプリを開き、キーの入力確認をしていたのですが、トラックボールなしキーボードの一部が反応していないような気がしました。そこで何度もはんだ付けをやり直しましたが、実は、その反応していないと思っていたキーがコマンドやコントロールキーでメモ帳にはテキストとして出力されないだけで、きちんと動いていました。

気付いたのは、この問題を一旦無視してOLEDをつけて、もう一度キーの入力を確認したらOLEDに入力したキー情報が表示されていたので気付きました。ビルドガイドにもしっかりこのことについて書いています。無駄に全部調べていたせいで詰まっていました…

すべてのキーを試す必要はまだありません。 早い段階で動作確認をすることで問題の切り分けが楽になります。

他にも動かない箇所もありましたが、大体はんだ付けがうまく出来ていませんでした。特にPro microのはんだ付けが甘いことが多かったです。

キーキャップやキースイッチ、トラックボール

キースイッチは、Durock POM T1 SunflowerのLubedを使っています。ちなみに7sPlusでは、DUROCK T1 キースイッチのクリア/スモーキーを使っていました。

自分は(ほぼ)リモートワークでキーの入力音を気にしなくてもいいのと、押し心地があるスイッチが好きなのでタクタイルにしようと決めていました。その中でも押し心地が強いのがいいなと思い、Durock POM T1 Sunflowerにしました。自分は田舎に住んでいて気軽にキースイッチを試せる環境にないので、えいやで買いました。使った感想としては、自分には少し重すぎたのか、使い続けると二の腕が少し疲れるな…という感じがしなくもないです。(慣れの問題の気もします)

親指は、ロープロファイルにしたのですが、Sunset Tactile Choc Switchesにしました。これは、【遊舎工房ギルドクエスト】Sunset Tactile Choc Switchesのレビューをするよ!を見て決めました。ロープロファイルのタクタイルはあまりタクタイル感がないと聞いていた中、これは結構いいみたいで決めました。使った感想としては、程よい押し心地で自分は好きです。

キースイッチの写真

キーキャップはAliexpressでBLACK PINKのキーキャップと、親指部分は、MBK Choc Low-Profile KeycapsのPastel Redを使っています。イメージ通りでいい感じです。

トラックボールは、ぺリックスの34mmトラックボールのピンクにしました。Amazonで見る写真よりも実物は暗めだなという印象です。

ぺリックスの34mmトラックボールのピンクの写真

Keyball39の使い心地

7sPlusと比べてキー数が少ないのでなかなか慣れないです。寿司打で鍛えてきます。

トラックボールはかなりいい感じです。画面スクロールはどうするんだろうと思っていたのですが、Layer3の状態でトラックボールを動かすとスクロールすることが出来ました。

キーマップは色々調整中ですが、現在のキーマップを載せておきます。

現在のキーマップ

最後に

Keyball39を組み立てた話を書きました。色々基盤を壊しましたがなんとか作り切ることができて一安心です。キー数がかなり少ないのでまだまだ慣れていませんが、慣れたらかなり早く入力できそうではあります。トラックボールもとても便利なので、みなさんもぜひ作ってみて下さい。

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