AREA17が開発するCMS、TwillをDocker(Laravel Sail)で動かす

2023-07-16

はじめに

社内の Slack でTwillという CMS があるよと話しているのを見かけました。この Twill は AREA17 という会社が開発しています。Twill が使われている代表的な例として、OpenAIなどがあります

そんな OpenAI で使われている Twill を試しに使ってみようと思います。今回は、公式ドキュメントを参考に、Laravel の機能であるLaravel Sailを使ってローカルの開発環境をつくっていきたいと思います。

Sail はDocker の経験がなくてもかんたんにローカル環境を構築できそうだったのでこちらを採用しました。

動かしたときに使ったコードはTatsumi0000/twill-cms-dockerにあります。

実装

mac で開発する前提で進めています。Windows などの場合は Sail コマンドが一部違ったりするかもです。詳細は公式ドキュメントを参照して下さい。

Sail を使った Laravel プロジェクトを手元に curl コマンドを使って持ってきます。

curlコマンドでSailの雛形を持ってくる
curl -s "https://laravel.build/example-app" | bash

手元に準備したら試しに Laravel が起動するか試します。起動後、ブラウザで localhost にアクセスします。

Laravelを立ち上げる
cd example-app
./vendor/bin/sail up -d

次に Twill のセットアップをしていきます。今回は、Quickstartを試します。Twill の追加するためにコマンドを実行します。このコマンドを実行するためには裏側で Sail が up 状態になっている必要があります。

自分の場合、composer requireするときに Sail で作成した環境が古かったので、--with-all-dependenciesオプションを一緒に実行して他のライブラリのバージョンもアップデートしました。

ライブラリのアップデートとTwillを追加
./vendor/bin/sail composer require area17/twill --with-all-dependencies

Twill の雛形を作成します。コマンドを実行するといろいろ聞かれますが全部 yes で大丈夫です。あとメールアドレスやパスワードは忘れないようにしましょう。でないと Twill の admin 画面に入れなくなります。

Twillの雛形を作成
./vendor/bin/sail php artisan twill:install basic-page-builder

設定が終わったら、localhost/admin にアクセスします。この時点で localhost 直下にアクセスしても 404 になります。これはまだ Twill で表示するページの設定などができていないためです。admin 画面にログイン後にAdding entries to the databaseの手順通りに表示するページの作成・公開やメニューの追加などをします。ページ設定が完了したら localhost にアクセスします。これでサイトが見れるになります。

Twillの設定が終わってサイトを表示したときのスクショ

最後に

AREA17 が開発する CMS、Twill を Laravel Sail で動かしてみました。Laravel Sail がかなり便利でいいなと思いました。Twill に関しては単純に立ち上げるのみだったので、まだ便利さやおしゃれ具合は実感できませんでした。このブログも管理を簡単にしたいので Twill に移行するのもありだなと思いました。

参考サイト

Tatsumi0000

Written by Tatsumi0000 モバイル開発が好きなエンジニアのブログです. GitHub

Copyright © 2023, Tatsumi0000 All Rights Reserved.